このカテゴリーでは、DIYで使う材料力学について少し書いていきたいと思います。
材料力学自体は、構造物が力を受けて壊れないために、材料をどのように選び、部材の寸法をいくつにすればよいかを考える学問です。
工学系の大学生が半年から一年ほどかけて勉強するものですが、DIYで使う木材の寸法をどれくらいにすればよいかを求めるだけであれば、理論を1から学ぶ必要もなく、必要なところだけをつまみ食いすれば問題ありません。
また、材料力学の教科書に必ず出てくる梁の計算は、実際のところDIYの設計ではそこまで重要ではありません。
というのも、DIYで作った棚が真ん中から真っ二つに折れるような設計になっていれば、見た目に細すぎておかしいと分かります。
たいていは、部材同士をつなぐ結合部分から壊れます。そして普通の材料力学の教科書には、結合部分の設計の仕方はさほど詳しく書かれていません。
このカテゴリでは、DIYでの実際の設計の考え方について、材料力学を紐解きながら整理していきたいと思います。